2015年11月29日 蘆花記念公園(逗子市)にカタルパの苗木を寄贈して植樹
当支部では、同志社創立140周年(2015年11月29日)を記念して、同日付けで神奈川県逗子市所管の「蘆花記念公園」内に「カタルパ」の苗木を寄贈・植樹しました。これで当支部管内の「カタルパ」の植樹は、二宮町の蘇峰記念館、新島襄終焉之地碑のある大磯町の運動場公園に続いて三箇所目となりました。
「カタルパ」植樹については、受け入れ可能と思われる新島襄ゆかりの地域、蘇峰・蘆花兄弟の記念館等を中心に従来から関係当局と折衝しておりましたが、新たに逗子市役所との話しがまとまり、先月正式覚書を取り交わして今回の植樹となりました。
徳富蘆花は明治30年、逗子に拠点を移しここで4年間執筆活動をしました。兄蘇峰が主宰する国民新聞に湘南地域の自然を描いた「湘南歳余」「湘南雑筆」を連載、随筆集「自然と人生」や代表作となった小説「不如帰」を発表しました。
この蘆花記念公園は逗子市制30周年を記念して、昭和59年(1984)に蘆花が住んでいた場所の近くに造園されました。緑豊かな敷地には四季折々の草花が咲き、江ノ島や相模湾を望み、富士山も見えます。
当支部の長年の夢であった、函館の「新島襄脱国の碑」に並ぶ横浜港への「帰国の碑」の建設は叶いませんでしたが、それに代わって横浜赤レンガ倉庫に植樹された「オオシマザクラ」と県内三箇所に植えた「カタルパ」が同志社永遠のシンボルとして子々孫々まで大きく美しく育ってゆくことを願って止みません。
投稿者:山本寿幸(昭和33年 法・政卆)